Funlocks 備忘録
Funlocks参加しました。
Funlocksという公立はこだて未来大学で行われた学内ハッカソンに参加しました。 備忘録を残しておきます。
FunLocks 概要
日時
12月13日~12月19日の1週間で行われました。開催前にも今回の開発で使うことが推奨(?)されているGit/Githun, Andoroid, iOS, ビーコンの勉強会も行われました。
テーマ
今年のテーマは
「コロナ禍に大学などで使いたいプロダクト」
今年一年私たちを苦しめてきたCOVIT-19。その感染拡大が止まらない中、『大学など「人が多く集まる場所」の問題を情報技術で解決するようなプロダクトを開発する。』というのが今回のテーマでした。
集まれ小人共
正直なところ、私はこのハッカソンにでるつもりがなかった。というか、このテーマを見たときに出るのを敬遠してしまっていました。 しかし、チームリーダーYの声掛けにより、ハッカソンに参加し、よい経験を積むことができました。
そんな前置きはさておき。私は、
小人-19
- 小人Y(リーダー)
- 小人T
- 小人K
- 小人S(自分)
この4人で今回の開発をしました。 チーム名の由来は、読めばきっとわかるはず。 (以下、小人略)
Amabie Project
アイデアソン
今一度、今回のテーマを再確認しておきましょう。
「コロナ禍に大学などで使いたいプロダクト!」
COVID-19など感染症の拡大を踏まえ、私達はインドア・ロケーション(屋内位置測位)技術に着目しました。現在学内に設置されているQRコードや、BLEビーコン、Wi-Fi CERTIFIED Locationなどのインドア・ロケーション技術をヒントに、大学など「人が多く集まる場所」の問題を情報技術で解決するようなプロダクトを開発してください。引用:FunLocks
重要なのは
- 密を回避すること。
- 大学などで使いたいということ
何を作るのか。どんなものを作るのかという時に、小人共が出した答えは『アマビエ』でした。
キャラクターで親しみやすく
コロナ禍で一躍有名となったアマビエを知らない人もいると思います。
アマビエとは疫病を防ぐことができると言われている日本の妖怪のことです。
アマビエを用いて親しみやすく。そして、カジュアルに使えるソーシャルディスタンス喚起アプリ。それが、、、
Amabie Project
です!!!
開発技術
今回の開発で用いたのは
- Kotlin
- Android Studio
- Altbecon
- Live2D Cubism
の4つ
チームメンバーは誰もAndroidの開発はしたことがなく、ビーコンについてもよくわかっていない。勉強会で少し触ったことがあるくらいの初心者でした。
こだわりぬいたユーザーインターフェース
下の画像が今回私たちが開発したAmabie Projectの画面です。
このUIをYと私で行い、要ともいえるアマビエはすべてKによる手書きで作り上げました。 このUI、特にアマビエは多くの人たちの心をつかんだと思います。発表したときの盛り上がりからそれを感じました。
なにしろこのアマビエ、動くんです。しかもヌルヌルと。この後説明するこのアプリの機能によって、表情を変えたり、タップすると跳ねたりするというとても愛くるしい仕草を見せてくれるのです。
アマビエの周りにある各種ボタン、テキスト、それを囲うものもこのアプリから全く浮くことなく親和しています。 古風なアマビエが浮かないように。逆にアマビエが薄れてしまわないように、それぞれに配置する素材を考え、作成しました。
その結果、このアプリはUIデザイン賞に選ばれました!!! 本当にありがとうございます!
機能
UIが大変すばらしいAmabie Projectですが、機能面も優れています。 このアプリは、このアプリをインストールしているほかのスマートフォンを感知し、その距離を計測。さらに、近くにいる人数、その合計をカウントしてくれます。(要ともいえる機能のほとんどをTが開発してくれました。マジで感謝!)
距離が近ければアマビエは怒ります。
距離が程よく離れていれば注意喚起をします。
周りに人がいなければ喜びます。
密を回避することでアマビエが喜ぶわけです。某COC〇Aなんかは、感染者と接触したら通知をするというものであり、行政機関が開発したものなのでお堅いイメージがあります。親しみも持ちにくく、積極的に使いたいとは正直思えないでしょう。
しかし、このアプリならば、親しみを持つことのできるアマビエの表情の変化を楽しみながら、密の回避につながります。
近くにいる人数と一日で接触した人数の可視化によって、より密回避に努めるようになるのではないかと思います!
共有機能では、自分のアマビエの様子をTwitterにシェアすることができます。このアプリを使っているユーザーだけではなく、使っていないユーザーも思わず使いたくなってしまうわけですね!
そして、今回私が開発した設定機能。 設定できるのは自宅や学校を登録する地点登録。登録した地点についたときに手洗いうがいを促す通知をする機能の2点です。
地点登録では、google mapのAPIを使用して地図を表示、位置情報を取得し、自分の指定した座標に名前を付けて保存できるようにしました。 通知機能は上で書いた通りですね。他に追記することはありません。
感想
今回初めてのAndroid開発を行いました。普段はWebアプリの開発しかしていないので、スマホ系アプリの開発をしたのは約1年前にiOS開発をしていたのが最後でした。
もちろん、iOSとAndroidとでは全く勝手が違うため、知らない技術を1から学び、そして形にできたことはとてもいい経験になりました。タスクの管理をしっかりと行い、ある程度区切りをつけて開発をすることができて、とても楽しい開発期間でした。
アプリを完成までもっていって最優秀賞、優秀賞、企業賞のいずれももらうことはできず、正直悔しかったです。ですが、特別賞のUIデザイン賞をもらえたことをとてもうれしく思います。このアプリが認められたという気がしました(完成させたことも評点に入れて欲しかった)
改めて、今回誘ってくれたY、および小人-19のメンバー。今回のハッカソンを運営していた大都皆様、本当にありがとうございました!そして、お疲れさまでした!
次回は運営側もやってみたいな。・・・なんてね。